Lyrics

彼女は地下室にいる
すべての昼と夜、陸と海から隠れて毛糸玉に向かって話している

冴えてしまった眼を見捨ててしまった世界に対して閉ざしている
もし本当に見捨ててしまっていたのなら

彼女はそれらに名前が付けられると思った
それは誰かを助けられるかもしれないと
ため息で少し曇った鏡に映った自分を見ているとき

これからも乾かない涙
味わうのに慣れてしまった恐れ

嫌いな理由で嫌いな言葉
過去を想うことの空しさ
非難を浴びた故人への祈り
割れたカップを拾い上げる気持ち

今でも彼女は立ち直りたいとは思わない
雨のあとの澄み切った青空を見たからといって

もう今は見捨てた世界に対して
もし本当にそうだったのならね
同じ月を見ている
わたしは白いところ、あなたは黒を
あなたの黄緑色を見るとメロンの匂いがして
だからこんな変な顔をしているの

そしてあなたは何か他のものが欲しいと言う
私が毎日楽しんでいるような何かを
あなたはうんざりしていつも言うの
「前やった、昔やった」ってね

私の心は大けがをして
大きな音をたててまぶたを閉じるほどだけれど
新しい止血帯を買う余裕がないの

あなたは新しい何かに飢えている
私なら一生楽しめるのに
あなたはうんざりして、前にやったからっていつも言うの

罪滅ぼしみたいなサプライズには感心しないけれど
同じ空を見たら、やっぱり私たちはきれいだって言うのよ
正直になる方法はたくさんあるけれど
あなたがいないのに本当の私になって何になるのだろう

世界はもう燃え尽きてしまった
私には変えられなかったし、知ることすらできなかった
それが今のところ私の知る全て
私たちは熱狂と正気をとらえて掌中に納めておくことができない
だから私たちは歌うし、それだけを求めている

反抗の長い年月ずっと夢を見ていたの
振り向いた曲がりくねった道にあなたはいない
正義の世紀を通り過ぎても
あなたがいなければ正しいことなどあるようには思えなくて

あなたはすぐに眠りに落ちてしまう
おやすみのキスさえできないほど
私はそれでも夜はやっぱり酷いものだと分かるくらいには大人なのだから
理由を聞かないで
もしも全ての朝が一度にやってきても

少しだけ手伝ってもらえる?
あなたなしで何をするべきだったのか忘れてしまったから

正直になる方法はたくさんあるけれど
あなたがいないのに本当の私になって何になるのだろう
あなたがいないのに、私は
あなたは私の心の中の手を握った
カーソルは余白を残しながら動いている
キーの音すらさせずに

線を横切っていく私の心臓の音が聞こえる?
心臓から流れ出ていく血液を感じる?

意味は言葉たちの入り江から離れていって
涙を吸って海を干上げていく
私は同じことばかり考えている
何もかもが動き続けるなかで

階段を降りていく私の足音が聞こえる?
何千もの針があなたを通り抜けていくのを感じる?
それなら私の心を傷つけないで

涙の落ちる音を聞いたことがある?
(わたしの海が乾いていく)
日付変更線を見たことがある?
私たちの間を隔てるように横たわって
涙の海を干上げるの

線を横切っていく私の心臓の音が聞こえる?
心臓から流れ出ていく血液を感じる?
階段を降りていく私の足音が聞こえる?
何千もの針があなたを通り抜けていくのを感じる?
だから私の心を砕かないで
あなたは疑っているみたいね
人間の良心を
皮肉と循環論法が抱き合うみたいだと

もし最初からあるのだとしたら「過去」と折り合いをつけながら

「大事なことに気づいたあなたほど特別な人なんていない」
そんなのは全くの幻想で意味のない励まし

それでもわたしの愛は埃のようにあなたの血管をかけめぐり
ため息とともに吐き出される

私たちには油絵にするか水彩にするか悩んだりしている時間がなくて
誰もが絶望とまたやってくる夜明けにため息をついている

ため息は嘘と疑念で満たされた風船のように浮かび
煙のように消えていく
愛でいっぱいの世界の中へと
What is s/he staring at?
at the center of an empty planet
as if s/he is praying, or just drawing a line
must be dreaming a sad dream

Birds by the window
talking of love
What are they singing about, flying around today?

Looking for a new day to chase
finding for a place to put my feet on
tying up the time that wandering around
and project them on the bottom of my heart

Past year’s shoes,
the moon phase yesterday,
and each single tear dropped from your eyes

Pattern on the robe of night tell us a story
though these words are hazed
under a bright light

Flowers by the window
talking of love
I hear you singing
少しの間留まっていればよかった
私たちのお日さまは通り過ぎてしまった

そして秋の月は私たちの頭上にそびえ
誰も他に急いでいる者などいない

ちくちくした夜に包まれ
夏の鳥に思いを馳せる

そして8月の月は沈んでいって
私たちの手足は全て青に染まっていた

たった今君が二度瞬きをして
私の一粒目の涙が落ちた場所へ動く目を見ていた

そして秋の月は私たちの頭上にそびえ
私たちの手足は全て青に染まっていた
反対側の歩道はもう雨が止んだけれど私は歩きつづけている
スーツで決めて、新しい靴を履き
水とその他もろもろの液体でびしょ濡れになって

私はなるべきものになれる
あなたは私と同じくらい愚か者
ついにあなたは私がどんな風か分かったでしょう
それで何か問題でもある?

彼女はいかさまで、どうしようもなくて
それでそんな彼女と誰が住んでいるのか知っている?
閉ざした心とぐちゃぐちゃの髪で
あなたとみんなを混乱させようとしている

だけど彼女はなるべきものになれる
そしてあなたは彼女と同じくらい愚かなの
ついに彼女が何者なのかわかったけれど、何か問題かしら?

あなたがあれやこれやの絡まりをほどいて
端っこへ置いていくのを頑張っていることをみんな知るべきだけど
なんだってこんなたくさんの結び目の種類があるのでしょう?

あなたはなるべきものになれるし
私はあなたと同じくらい愚か
あなたがどんな人なのかはちっとも分からないけれど
何か問題でもある?
何かがくすぶっている匂いがするのだけれど
あなたが溶かして飲み込んだミント菓子が
登ってみたかった虹が消えるときのように
すべて消えてなくなるみたいに
私たちは自らを見失う
もう戻れない、今度こそ駄目かもしれないという考えの中にとらわれて
ところで、そのはしごを外しているのはあなたの友達なの?

そうやってあなたは失望する
私は恐れているの
あなたがいかなる存在も見つけられないんじゃないかって
大文字から始まる誰かが現れるまでは

ねえ、旗を揚げて逃げることだってできるのよ
あなたは過去を運命と取り違えているのかもしれないけれど
紛らわしいけれどおぼろげに境界線が見えるでしょう?

私のためでもあなた自身のためにでも、涙を流さないの?
悲しみには終わりがないのに喜びには限りがあるから
「希望」と「平和」はあなたを高いところへ連れて行ってくれる
そしてどこかへ消えてしまう
だけどそのエレベーターはあなたの階には止まらない
ライトは点いているけれど

ねえ、こうやってわたしは塵へと変わっていく
何十年かのうちにだんだん衰えていって
目も弱くなって、いずれは真っ暗になってしまう

恐れをなして待っているのなら
立ち上がる努力さえすればいい
すべての困難に向き合うまでは
それはあなたの家じゃない
だから今は目を閉じて

これはあなたが意図していたものじゃない
そしてそれ以外のすべての選択肢が正しいのだとしても
私たちは階段をゆっくり降りている
求めていたものではなかったけれど
人生は信念に満ちた
信じられないほど素晴らしい物語